高度な認知症
病院関係者との議論のなかで、「高度認知症は終末期なのか」という話題が出た。認知症がかなり進んでいくと、たとえば食べ物を食べ物と認識できなくなったりするらしい。また、肺炎を起こしやすくなったりするという。
しかし、直接認知症そのものがガンなどと同じように死に至る病となるのとはわけが違う。
ところで終末期とは、余命がある程度はっきりした状態、つまり改善は見込まれずに近い将来死に至ることを指す。したがって高度な認知症=終末期なら、認知症がひどい場合はあと少しで死に至ることになる。
問題はそこからさきで、高度な認証の患者をどう扱うかということだ。人権の問題もあるだろう。少しみんなで勉強しようということになった。