米軍基地内の感染、環境汚染、相変わらずの沖縄の不安

 

 沖縄・北谷在住の知人が、沖縄の米軍基地内の新型コロナウイルスの感染について憂慮すると電話で話していた。

「日本人が米軍基地内に入るときは、厳重なチェックがあってゲートの前で並んでいる一方で、基地のなかのアメリカ人が沖縄の市内に出てくるのは自由だ。アメリカンビレッジあたりでは結構アメリカ人がいますよ」という。基地内の感染状況が細かく把握できない一方で、そこから出てくる(日本側に入ってくる)ものへのチェックが厳しくできないのが現状のようだ。

 最近、米軍普天間飛行場から有害物質PFOSを含む泡消火剤が流出した事件があった。報道によれば、基地外に流れた量は200リットル入りドラム缶719本分に上るという。流れた量の全体の6割以上が基地外の川などに流れ出た。
PFOSは発がん性などの健康被害が指摘されている。流出量については米軍はすぐには明らかにしなかった。

 辺野古埋め立てなど基地建設に加えて、基地の存在でどれだけ環境が破壊されるか。米軍基地が今のままの力関係にあるなかで、いったい沖縄になんのとくがあるとういのか。

 

 


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